俳優として長年活躍している塩谷瞬さん。塩谷瞬さんといえば「忍風戦隊ハリケンジャー」で主役を務めたのをきっかけに、俳優人生をスタートさせました。これまでの「俳優塩谷瞬」、そして、現在の「俳優塩谷瞬」についてご紹介します。
忍風戦隊ハリケンジャー時代の塩谷瞬
塩谷瞬さんは1999年に行われたホリプロやニッポン放送、ナムコなどが主宰するオーディションでナムコ特別賞を獲得し、芸能界入りを果たします。その後、芝居の勉強を学びつつモデルとして活動を行い、2002年「忍風戦隊ハリケンジャー」でデビューします。
忍風戦隊ハリケンジャーはこれまでの5人戦隊ではなく、3人戦隊になったり、1人1人の描写に重きを置かれるなどこれまでのスーパー戦隊とは違う一面が見られた作品です。そのため、塩谷瞬さんなど当時新人だった俳優さんの成長もドラマを通じて知ることができたため、現在も多くの根強いファンがいます。
ハリケンジャーシリーズは10年後に続編が登場し、大きな話題を集めたほか、2022年にも20周年企画として再び作品が作られています。もちろん主演だった塩谷瞬さんを始め、長澤奈央さんや現在純烈として活躍し、当時新人だった白川裕二郎さんなども参加し、話題になりました。
塩谷瞬さんはこの作品をきっかけに様々なドラマ、映画、舞台に出演します。2005年には井筒和幸監督の「パッチギ！」に出演し、主演として抜擢されて徹底的に鍛えられることになり、役者としての地位を確立していきました。
バカ映画の巨匠の映画に主役として参加
塩谷瞬さんはパッチギ！以外にも数々の映画の主役を務めています。その中でもバカ映画の巨匠である河崎実監督の作品で主演を務めました。河崎実監督は学生時代から映画を自主製作し、当時からパロディ映画を作り続けるほか、あまりにも突き抜けたバカバカしさが一周回って面白いと評価され、バカ映画の巨匠という地位を確立します。
塩谷瞬さんが主演を務めた映画のタイトルは「アウターマン」。河崎実監督も幼い時に好きだった日本の特撮をバカバカしく描いた作品です。ハリケンジャーの主演を務めた塩谷瞬さんが主役を務め、他にも出演者のほとんどはスーパー戦隊シリーズやウルトラマンシリーズなど特撮作品に出たことがある俳優を集めています。
塩谷瞬さんは記者会見で、自分が出演するのは大丈夫だろうかと不安を語りつつ、しっかりと務め上げています。また「炎神戦隊ゴーオンジャー」で主役を務めた古原靖久さんとのエピソードが語られ、当時戦隊モノがやりたかったという古原靖久さんに対し、諦めなければできる！とエールを贈られ、その後主役の座を射止めるという話題が飛び出し、初日舞台あいさつにやってきた女性たちを驚かせていました。
令和に入ってからの塩谷瞬の活躍
令和に入ってからの塩谷瞬さんは、当然のことながら精力的に活動を続けています。今後後悔が予定されているのは「レンタル×ファミリー」。実際に家族レンタルサービスを手掛ける会社代表の著書を実写化した映画で、塩谷瞬さんが主演を務めています。題材的に面白く、他には川上なな実さんなど有名な女優も出ているとあり、公開前から話題を集めました。
その証拠に映画の宣伝活動費などをクラウドファンディングした際、目標金額を見事にクリアしています。話題の作品に数多く出ている塩谷瞬さんはこのほかにも映画や舞台など精力的に活動しており、現状でも公開を控えている作品がいくつかあります。
幼少期は壮絶な体験を行い、孤独ながらもたくましく生き抜いてきた塩谷瞬さん。その壮絶な体験を演技に昇華させていき、唯一無二の役者になっていく姿が印象的です。ハリケンジャー時代の荒削りな芝居から、パッチギ！で徹底的に鍛えられ、その後多くの経験を重ねてより魅力的な俳優になっていくという、俳優として理想的な歩みを続けています。
まとめ
役者としての塩谷瞬さんはとても輝いており、今ある仕事に全力投球していく姿が多くのファンの心を打っています。決して日本にとどまることなく、世界で活躍できる俳優になるべく、精力的に活動し世界へも歩みを進めていく塩谷瞬さん。俳優以外にも冒険家としての一面があるほか、ネパールなど様々な場所でボランティアにも精を出しています。
そんな塩谷瞬さんですが、ハリケンジャーの20周年記念作品に取り掛かる姿はまるでその当時のようにキラキラした印象を与えます。まだまだ気持ちは若く、それでいて中堅からベテランにかけての円熟味が出始めており、今後の更なる発展が期待されます。