国会議員が知事に鞍替えするケースはよくあることです。その中で自民党が下野していた時代に鞍替えし、現在も知事を務めているのが愛知県知事の大村秀章さんです。
パフォーマンス系からの脱却

大村秀章さんは1960年3月9日生まれで、現在61歳です。愛知県の出身で地元の有名校を卒業すると、東京大学法学部に現役合格を果たします。当時から官僚から政治家の進路を決めていたとされ、東大法学部を卒業すると農林水産省に入省し、キャリア官僚としての階段を歩みます。1996年、妻など家族の猛反対を押し切り、衆院選に立候補し小選挙区では敗れたものの比例区で復活当選を果たしました。
その後当選を続けると、2001年当時の森喜朗首相が辞任し、次の首相候補を探す中、橋本龍太郎氏が会長を務める橋本派の一員でありながら、不支持を表明し、小泉純一郎氏の応援を行います。これをきっかけに当選2回目ながら大臣政務官に任命されます。この時から積極的にテレビ出演を果たし、バラエティ番組までにも出演し、パフォーマンス的な言動が目立つようになりました。その分、選挙は一定の強さを見せ、2009年民主党が圧勝した選挙では、愛知県内で唯一議席確保を果たし、全滅だけは避けたものの、自民党は下野、大村秀章さんにとってあまりいい状況ではありませんでした。
2010年、当時の愛知県知事が次期選挙に不出馬を表明し、候補者探しが始まる中、当時絶大な人気を誇っていた名古屋市長の河村たかし氏に打診され、愛知県知事選への立候補を表明します。自民党はこれに反対し、立候補を取りやめるように求めるも、大村秀章さんはこれを拒否。自民党を除名される形で退路を断って立候補すると、河村たかし氏の応援もあり、当選を果たしました。
就任当初はメディア露出が多かった一方、河村たかし氏との大きな溝が生まれ、独自路線を歩むようになると安定的な舵取りを行うようになります。